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赤ちゃんの結膜炎の症状と対処法!心配なのは偽膜だった!?

ketumakuen

赤ちゃんの目が充血している!

目やにがひどく出ている!

 

こういった症状があれば、もしかしたら結膜炎かもしれません。

今回は、赤ちゃんの結膜炎の症状と対処法についてまとめました。

ひどくなると「偽膜」になる心配もありますよ。

 

偽膜って何?ってあなたもぜひ、読んでみてくださいね☆

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赤ちゃんの結膜炎の症状と対処法!

結膜炎の症状と対処法・・

の前に結膜について少しだけ。

 

結膜って何?

私達の眼球とまぶたの間には、薄い膜が存在し、

これを結膜と言います。

 

結膜は、まぶたを開けている間、ずっと外部と接触していることになるため

外からの刺激を受けやすい状態。

 

しかも、その構造上、異物が溜まりやすいという特徴があります。

そのため、炎症を起こしやすく

常に涙で濡れている結膜は

細菌ウィルスが繁殖しやすい環境でもあります。

 

結膜炎は、主に3つの種類に分けられます。

・アレルギー性
・細菌性
・ウィルス性

アレルギー性の結膜炎は感染の心配はありませんが

細菌性、ウィルス性の結膜炎は

人に感染する危険があるので注意が必要です。

 

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎は、

花粉症ハウスダストといったアレルギー源によって引き起こされる結膜炎です。

 

主な症状は

・目の充血
・目やに
・目のかゆみ
・涙目
・まぶたの腫れ

など、充血や目やにの他に目のかゆみが強く現れるのが特徴です。

 

アレルギー性結膜炎は、赤ちゃんのうちはほとんど見られず、

2歳以降から症状が目立つようになると言われています。

 

アレルギーが原因の場合、

対処法としてはそのアレルゲンを取り除くほかありません。

 

花粉が原因の場合は、その季節に気をつければ良いのですが

1年中あるようなハウスダスト、ダニなどが原因の場合は1年中気を付ける必要がありますね。

 

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細菌性の結膜炎

インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、クラミジア菌

といった身近な細菌によって引き起こされる結膜炎です。

 

インフルエンザ菌は、

私達が良く知る「インフルエンザウィルス」とは異なるもので

ウィルスではなく”菌”です。

 

また黄色ブドウ球菌は、鼻や喉の粘膜や皮膚などに存在している菌で

通常は元々備わっている抵抗力によって感染することはありません。

 

しかし、赤ちゃんはまだまだ抵抗力が弱く、その影響を受けやすいので

注意が必要です。

 

それから、性感染症としてよく聞く「クラミジア」ですが

お母さんが十分に治療をせずに赤ちゃんを産んだ場合

産道を通して新生児の結膜などに付着し、結膜炎の症状が出る場合も多くみられます。

 

細菌性が原因の場合は、

目の充血の他に

黄色っぽい目やにがたくさんでるのが特徴です。

 

細菌性の結膜炎は、感染すると言っても、

その感染力は非常に弱いと言われています。

 

また、これら細菌が原因の結膜炎の場合

有効な点眼薬(抗生物質)があるので短期間で治る場合が多いです。

 

ですので、長引かないよう

すぐに眼科・または小児科を受診しましょう。

 

ウィルス性の結膜炎

最も強い感染力を持ち厄介な結膜炎がこのウィルス性結膜炎です。

ウィルス性結膜炎の代表的なものが

・はやり目(流行性角結膜炎)
・プール熱(咽頭結膜熱)
・急性出血性結膜炎

あ、聞いた事ある

という方が多いかもしれませんね。

 

・流行目(はやり目)

はやり目は、”アデノウィルス8型”(他、4型、19型)という非常に感染力の高いウィルスが原因です。

感染後、7~14日で発病し、その後10日くらいで軽くなると言われています。

 

感染力も強い上に、症状も強く

・充血
・まぶたの腫れ
・目やに
・痛み
・涙がたくさん出る

などの症状が現れます。

 

関連記事アデノウィルスの子供の症状とは?熱は?登園はいつからできる?

 

・プール熱(咽頭結膜熱)

プール熱は、プールで感染することが多いためにこのような名前が付きました。

そのため、プールに入らない赤ちゃんにはあまり見られませんが

感染力が強いために、上の子が感染すると赤ちゃんにもうつる場合があります。

 

症状は、はやり目よりも軽いのですが

のどの痛みや発熱など風邪のような全身の症状が強く現れます。

発病後5日くらいで症状が軽くなると言われています。

 

・急性出血性結膜炎

急性出血性結膜炎は、エンテロンウィルスが原因となる結膜炎です。

 

エンテロンウィルスといえば、「手足口病」の原因にもなるウィルスなので

聞いた事があるかもしれませんね。

 

このうち、急性出血性結膜炎を引き起こすのはエンテロンウィルス70型。

急性と名前がついているように、

感染して1~2日で発病し、突然結膜に出血を起こすのが特徴です。

 

その他、流行目と似た症状が出るため、区別が難しくなりますが

急性出血性結膜炎の場合は、流行り目よりも治るまでの期間が短く

1週間~10日ほどで治ると言われています。(流行目は3週間程度)

 

ウィルス性の結膜炎にかかった場合、

細菌と違って特効薬は存在しません。

 

ですので、自然に治るのを待つしかないのですが

病院では、炎症を抑えるための目薬や軟膏が処方されることが多いです。

 

特効薬がないなら病院へはいかなくて良いの?

どうせ自然に治るのを待つならば

病院にはいかなくても良いような気もしますが

それはあまりおすすめしません。

 

上に書いたような症状があったとしても

それが細菌性なのかウィルス性なのか

自分で判断するのはなかなか難しいものです。

 

もしも感染力の強いアデノウィルスによる感染ならば

悪化するとまぶたの裏に「偽膜」が出来てしまう可能性もあります。


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赤ちゃんの偽膜とは?

偽膜とは、まぶたの裏にできる白い膜のことです。

はやり目で、まぶたの腫れがひどく現れるとこのような偽膜ができることがあります。

 

偽膜ができると、痛くて目が開けられなかったり

角膜に傷を作ることがあります。

 

できてしまった場合、偽膜を取る取らないはお医者さんとの相談になるかと思いますが

取る処置は、出血を伴うので見ていて辛い

というママが多いようです。

 

症状を悪化させないためにも

早めの受診をです。

 

まとめ

赤ちゃんの目やにの症状はよく見られることですが

症状がひどく、結膜炎かもと思ったら

早めに病院を受診することが、一番の対処法です。

 

赤ちゃんの目やにに関する原因や対策などはこちらにまとめています↓
関連記事赤ちゃんの目やにの原因と取り方!緑だったら要注意?

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