裏ごしや加熱の必要がなく、準備がとても楽な食材「ヨーグルト」
なめらかで、赤ちゃんも食べやすそうですよね^^
でも、離乳食を与える時はアレルギーなども心配で、何かと慎重になってしまいます。
そこで、今回は「ヨーグルト」に注目して
・いつからあげてもいいのか?
・量や注意点
・おすすめのヨーグルトの種類やレシピ
をご紹介していきます。
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目次
離乳食のヨーグルトはいつからあげてもいい?
ヨーグルトは、離乳食開始後、1ヶ月を過ぎたあたりからあげても大丈夫だと言われています。
ただし、
ヨーグルトを含む乳製品はアレルギーが出やすいため、
アトピーがあったり、家族にヨーグルトアレルギーを持つ人がいる場合は1歳を過ぎるまで控えた方がいいでしょう。
アレルギーは発症すると大変ですので、慎重に対応しておきたいところです。
離乳食のヨーグルト量はどのくらいから?
離乳食でヨーグルトを与える場合、初めのうちは「50g」を目安にしてください。
その後、赤ちゃんが成長するに従って、中期(生後9ヶ月頃)では80g、後期の生後12ヶ月では100gと徐々に増やしていってかまいません。
ただ、赤ちゃんは、気に入ったものだとそればっかり際限なく食べますので、
こちらとしてもついつい与えたくなってしまいますが、食べさせすぎると、アレルギーが出たり、下痢になったりするので注意が必要です。
また、離乳食では、一つのものに偏らず、タンパク質やビタミンなどもバランス良く摂る必要がありますので、ヨーグルトばかり与えてしまわないよう食べる量によっても調節してくださいね。
離乳食でヨーグルトを与える時の注意点
離乳食でヨーグルトを与える時の注意点をもう少し詳しくみていきたいと思います。
【注意点】
●初めて与えるときは、病院の開いている時間に食べさせること
初めてヨーグルトを食べさせるときは、アレルギーの症状が出ることも考えて
平日の昼間にしておきましょう。
病院がお休みの土日や時間外の時間帯にあげて、もしもアレルギー反応がおきてしまっては、対応がおくれてしまう可能性があります。
そのため、初めて食べさせるときは、曜日や時間帯を選んで与えるようにしましょう。
●まずは、少量から試してみること
ヨーグルトを含む乳製品はアレルギーが出やすい食べ物です。
慣れてくれば、離乳食初期の段階では50gが目安となりますが、初めのうちは安全のため少量(一さじ)与えてみて、
アレルギー反応がないかどうかしっかりと確認しましょう。
離乳食初期は、アレルギー反応が出やすい時期でもあり、まだまだ消化機能が未発達のこの時期に、
乳製品を大量に与えてしまうことでアレルギーが現れることもあります。
そういった事態を防ぐためにも、量は慎重にです。
●「プレーン」「発酵乳」のヨーグルトを与えること
赤ちゃんに、離乳食としてヨーグルトを与えるときは、砂糖が入ったものではなく「プレーンタイプ」のものを与えます。
離乳食は、基本的に調味料などの味付けがないものが基本です。
赤ちゃんの時に、濃い味付けのものに慣れてしまうと、大人になっても濃い味付けを好むようになりがちです。
これでは、生活習慣病の引き金になりかねませんので注意しておきましょう。
ヨーグルトを選ぶときは「プレーン」「砂糖不使用」のものをです。
それから、
普段私達がよく食べているヨーグルトですが、その裏面の表記を見たことがありますか?
実は、一見同じヨーグルトでも「はっ酵乳」と書かれているものと「乳等を主要原料とする食品」と書かれているものがあります。
はっ酵乳とは、無脂乳固形分が8.0%以上のもの。
一方で、フルーツなどを使用したものは、そっちの割合の方が多くなりはっ酵乳ではなく「乳等を主要原料とする食品」となるのです。
フルーツが入っているものは、赤ちゃんの離乳食としては不向きですので、
必ず「はっ酵乳」と書かれているものを選びましょう。
(※果肉が入っていても割合によってはっ酵乳と書かれているものもあります)
まとめますと、赤ちゃんの離乳食用のヨーグルトは、
・プレーン
・はっ酵乳
のもの、「低脂肪」であればなお良しです。
離乳食のヨーグルトおすすめの種類は?
ではここで、上記の基準を満たした離乳食としておすすめのヨーグルトをいくつかピックアップしてみたいと思います。
●ダノンビオ(プレーン・砂糖不使用)
材料:生乳、乳製品、乳たんぱく、ゼラチン、増粘剤(加工でんぷん)
種類別:はっ酵乳
内容量:75g×4カップ
●ビヒダスプレーンヨーグルト
材料:生乳、乳製品
種類別:はっ酵乳
内容量:400g
●明治ブルガリアヨーグルトプレーン
材料:生乳、乳製品
種類別:はっ酵乳
内容量:450g
●ナチュレ恵(プレーンタイプのもの)
材料:生乳、乳製品
種類別:はっ酵乳
内容量:400g
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離乳食のヨーグルトでベビーダノンは駄目なの?
赤ちゃん用のヨーグルトで有名なのが「ベビーダノン」。
ベビーダノンは、プレーンヨーグルトに、野菜や果物のピューレを混ぜて赤ちゃんが食べやすいように加工してあるヨーグルトです。
パッケージにも赤ちゃんの絵がデザインされていますし、6ヶ月~との記載、そして「はっ酵乳」なので
離乳食には適したヨーグルトに思えますが、実はこれ賛否両論。
それは、ベビーダノンには砂糖が使われているからです。
ヨーグルトはプレーンなのですが、上のピューレの部分に使われているんですね。
ベビーダノン側としては、離乳食の味付けで問題になるのは、あくまで濃い味付けであって、
ベビーダノンは非常に甘味を抑えてあるから大丈夫だ!
とのこと。
確かに、すっぱいヨーグルトだとなかなか食べてくれない赤ちゃんも多く、その点ベビーダノンだと食べてくれるという子も多いようです。
が、個人的には最初はやっぱり無糖タイプを選んでおいた方がいいかなと思います。
ベビーダノンはもう少し大きくなってから・・。
じゃぁ、プレーンヨーグルトを食べてくれない赤ちゃんにはどうやってヨーグルトを食べさせたらいいのか。
それは、果物や野菜を加熱してすり潰したものを、プレーンヨーグルトに混ぜてあげちゃえば良いのです。
少し手間ですが、砂糖も入っていませんし、味がつくので赤ちゃんも食べてくれるはずですよ^^
離乳食でヨーグルトを与えるときのおすすめレシピ
基本的に、今の段階で与えても大丈夫な食材、バナナ、りんご、じゃがいも、かぼちゃなどをすり潰して混ぜてあげればOkです。
色んな組み合わせで作ってみましょう。
・ヨーグルト+きなこ
きなこは大豆の良質なタンパク質も豊富!
むせやすいので、よく混ぜてから食べさせて。
・ヨーグルト+バナナ、りんご
バナナを加熱、すり潰してヨーグルトに混ぜたり、すりおろしたリンゴを混ぜても◎
・ヨーグルト+かぼちゃ、さつまいも
果物に飽きたら、野菜もトライ。
かぼちゃやさつまいもは特に甘味があるのでおすすめです。
野菜は予め茹でて、こまかくすり潰しておき、分けて冷凍しておけば作るのも簡単。
・ヨーグルト+にんじん
皮を向いて、小さく切りたっぷりの水で柔らかく煮たニンジンをすり潰してプレーンヨーグルトに混ぜます。
茹で汁でのばして、食べやすい濃度に調節してくださいね^^
それから、この時期はプレーンヨーグルトに砂糖の代わりとしてオリゴ糖を入れるのもおすすめです。
(※糖とついてますが、砂糖ではありません)
オリゴ糖は、母乳に多く含まれており、善玉菌のエサとして腸内環境を良くするのに欠かせないものですが
離乳食を始めると、どうしても母乳が減ってしまいがち。
善玉菌や悪玉菌の割合である「腸内フローラ」はこの時期に決まってしまうとも言われています。
特に、便秘気味な赤ちゃんにはおすすめです。
離乳食のヨーグルトは冷凍保存できる?
プレーンタイプのヨーグルトってほとんど大きいサイズしかないんですよね。
かと言ってそれほど期限が長いわけでもないですし、1回に食べる量が少ないので「期限内に食べられなかった」というママも多いです。
こんな時、小分けにして「冷凍保存」ができれば便利なのですが、
ヨーグルトって冷凍保存してもOKなのでしょうか。
結論から言うと、あまりおすすめしません。
ヨーグルトを冷凍すると、乳酸菌が死ぬわけではないのですが、
解凍するときに分離して、風味が落ちてしまうからです。
赤ちゃんに与える時は、なるべく新鮮なヨーグルトの方が良いですね。
まとめ
初めてヨーグルトを与えるときは、色んな注意点がありますが
ヨーグルトは離乳食にしては珍しく、加熱も裏ごしも必要ないママには嬉しい食材です。
ペースト状にするのが手間であれば、きなこやオリゴ糖を混ぜて時間短縮も可能ですよ!
ヨーグルトを、離乳食にうまく取り入れてみてくださいね☆
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